ボルダリングの上級テクニック!一歩先を行くための技術とは?
ボルダリングの上級テクニック!一歩先を行くための技術とは?
ボルダリングを初めてからある程度登れるようになると、もっともっと早く上達したいと考える願望が強くなりますよね。
管理人も最初の頃を思い返すとその気持ちが大変よくわかります。
仲間たちと一緒に始めると特に先に上達したいと思いが強くなるんですよね~。
そこで今回は、上達のために欠かせない上級テクニックを紹介したいと思います。
こちらのテクニックを習得すれば、一歩先を行くことができること間違いないですよ
^^b
オブザーべーション
ボルダリングはひたすら無心で課題にトライしがちになってしまうことが多いですが、実は意外と頭を使わないといけないスポーツだということがわかってくると思います。
そうなんです!筋力だけが問われるスポーツのイメージが強いんですけど、テクニックがかなりの要素を占めているのです。
そのテクニックの1つにオブサーベーションがあります。
オブザーベーションを直訳すると「観察する」という意味ですが、ボルダリングにおいてもそのままあてはまると思います。
いざ課題を登り始める前に、課題をじっくり下見し、どのホールドをどちらの手でつかむのか、どちらの足を使うのか1つ1つイメージして、覚える癖をつけましょう。
とはいっても、いっぺんに手や足の動きをイメージするのができないという方もいると思います。
そういった方は、まずは手の動きからイメージするようにし、自然にできるようになったら、次に足の動きをといったように、1つ1つ身に着けていくといいと思います。
それらのことができるようになったら、最後は課題全体をとおしてムーブや休憩するポイントをイメージできるようになると、成功率が格段にアップすると思いますよ。
オブザーベーションのポイント
次に、オブザーベーションをする際のポイントをお伝えしたいと思います。
各ホールドの向き・形状
設置されているホールドは本当に千差万別です!
各ホールドがどんな形状をしていて、どんな向きに設置されているのかをしっかりと観察し、どうやって持てばいいのかを考え、頭に入れるようにしましょう。
核心
多くの課題は、その課題の中で山場となり最も難しいテクニックが必要とされるポイントがでてきます。そこを一般的に「核心」と呼びます。
例えば課題をトライしていると、誰しもが何度も同じホールドで失敗するという経験をされていると思います。
時には課題の作成者が「核心」としてイメージして作ったポイントと、クライマーが「核心」として感じる場所が違ったりすることもありますが、それもボルダリングの面白さかもしれませんね。
手順・足順
ボルダリングはパズルに似ていますよね。
もう少し具体的に例えると、パズルは端っこから組み立てていくのと、真ん中から組み立てて行くのでは難しさが違うと思います。
ですので、いかにオブザーベーションで手の動きや足の動きを組み立てるかで、体感する難易度が激変します。ムーブを変えることで、それまで難しいと感じていた課題が、あっさりと登れたりします。
そういったことからも、オブザーベーションがいかに大事かがわかりますね。
見る角度を変える
ホールドは見る位置が変わると全然違った形をしていることがよくあります。
それは、例えばジュースの缶で例えると、真横から見ると四角く見えたり真上から見たら丸く見えるのと同じことなんです。
ですので、いろんな角度からホールドを観察する癖をつけておくことが大事です。
タダ近くから見るだけでなく、遠くから見てみたりと全体的なホールドの位置を覚えることも必要ですよ。これを怠ると、ゴール直前でホールドがわからないといったことにもなりかねません^^;
デッドポイント
シーン:ホールドが不安定で留まっていられないとき
例えば、両手がスローパーで次の一手が想像以上に遠いなんて状況で、正対や振りで体を持ち上げようとしても、なかなか手が届かないな~んてこともよく見られるシーンです。
そんな時はじっくりと次のホールドを取りに行くよりも、両腕(足も使えるとベスト)で瞬間的に体を持ち上げてしまい、片手を離して次のホールドをとりにいった方が楽に手がとどくことがあります。
このテクニックのことをデッドポイントと言います。上級者向けのムーブの1つですが、習得するとボルダリングの登るスピードや、登頂率のアップにつながること間違いなしですよ。
デッドポイントのポイント
次に、デッドポイントをする際のポイントをお伝えしたいと思います(くどいっすねw)。
体が最も高くなる時に手を離す。
瞬間的に両腕をまげて体を持ち上げると、一瞬、体が浮いたような感覚になると思います。かなり微妙なタイミングですが、その感覚が体の位置が最も高くなる瞬間ですので、その瞬間に手を離すことを覚えておくとよいでしょう。
次のホールドの形状に注意しよう
デッドポイントは次のホールドの形状によって成功率がかなり変わってきます。ホールドがアンダーなどで持つような形状の場合、失敗する確率が高くなっちゃうので、使うタイミングには注意しましょうね~。
ランジ
シーン:現在地から目的のホールドまで、長い距離があるとき
ランジとは、通常のムーブではとどかない距離にあるホールドへ一気にたどり着くためのムーブのことです。一般的にダイナミックムーブとも呼ばれ、ボルダリングを始めた誰しもが憧れるムーブの一つです。
ダイナミックな動きのため、体が大きく振られるリスクもあり、落ちることもある程度覚悟した上で、トライした方が良いです。その方が、もしもの時に着地に備えることができますよ。
また、一般のジムでは周りに人がいないか確認しながら使用しましょうね。
ランジのポイント
次に、ランジをする際のポイントをお伝えしたいと思います。
手足のタイミングが合わせる
ランジは、全身を使っておこなうムーブですが、特に手と足を連動させることが重要です。これがバラバラだと、十分に飛距離がでなかったりしますので、簡単な課題で繰り返し練習してコツを覚えましょう。
最後まで腕の力を使おう
ランジをする時に、次のホールドを取りに行く手を離したときに、もう一方の手がおろそかになってしまい、離れてしまうことがあります。片方の手が離れると体がふらついてしまい安定しません。また、もう片方の手が離れると、その力を十分に生かせなくなってしまいます。ですので、手を離さずしっかりと力を伝えるようにしましょうね~。
ダブルダイノ
シーン:ジャンプが必要な距離だが目標のホールドが片手では持ちにくいとき
ダブルダイノのダイノはランジという意味で、両手でランジを行うことです。目的のホールドの形状が片手では持ちにくいスローパーなどで、確実性や安定性を重視したいときに活躍します。ただ両手でつかみにいく分、飛距離はランジよりも落ちます。
ランジとダブルダイノの使い分け方法ですが、小さなホールドであれば片手ランジのほうが良いといった感じで、目標とするホールドの形状や大きさに応じて使い分けると良いでしょう。
ダブルダイノのポイント
次に、ダブルダイノをする際のポイントをお伝えしたいと思います。
利き足の力を最大限に使おう!
ランジ、ダブルダイノどちらにも共通して言えることですが、足の力を上手に使うことが成功の秘訣です。ですので、できれば利き足を高い位置にして、足の力が最大限に使える状態にしてジャンプすると、飛距離が稼げるので成功率が格段にアップしますよ。
少し高めを意識しよう!
高く飛び過ぎると、ホールドをつかんだ際の衝撃が大きくなる分、体が振られる可能性が高くなります。ですので、すこしホールドより高い位置を目指してジャンするといいでしょう。
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